求められる人材はどんな人?

介護医療院で介護職として仕事をする上で必要とされる人材は次の3つの項目を理解している人材です。看護師との連携がとれること、医療とケアを切り分けて考えることができること、各種方面に情報を発信できるということです。

1つ目の看護師との連携が取れることですが、これは通常の介護施設と異なり、介護と医療が半々で存在しているため、看護師との連携が必須になるために必要になります。介護職員も投薬のタイミングや、病気の特性上、行ってはいけない体位交換などをきちんと理解しておく必要があり、看護師との連携がうまく行っていないと、利用者を危険に晒す可能性があるので非常に重要な要素です。

2つ目の医療とケアを切り分けて考えることができるという点ですが、これは介護職員と看護師はお互いの領域を侵害してはならないために求められます。ケアには限度があり、また、医療にも限度があります。互いの領域を侵害することは結果的に利用者の不利益となるため互いに自身の仕事を切り分けて考える必要があるのです。

3つ目は各種方面に情報を発信できるという点です。利用者に一番多く触れているのが介護職員であるため、個人の背景を理解しており、些細な変化に気づきやすいでしょう。そういった日頃の変化などを看護師や管理職、施設在中のPTやSTなどに自身から情報を発信していくことで、施設一丸となったトータルケアを提供でき、利用者の満足度向上にもつながるため、介護医療院で働くに当たり必要なスキルと言えます。